「ランニングは40代前半位まで」シリーズも今回で4回目ですが、なぜこのような事を書いたか。
それはトレーナーとしていろいろなトレーニングをするようになってから、自分の俊敏性、スピード、瞬発力、バランス、コーディネーション能力の低さにショックを受けたからです。一般的にランナーは「どんくさい」と言われます。それはほとんどのランナーの練習が「走る」だけだからです。
ウエイトトレーニングやパワートレーニングを取り入れることはしません。私の場合、特に不整脈が出るようになってからは、とにかく「急な動作」、「速い動作」、「パワーを求められる動作」等は、とても怖くて出来ませんでした。従って健常なランナーなら行うスピードトレーニングも一切してきませんでした。スーパースローショート&ミドルディスタンストレーニング???のみでした。
筋トレはやっていましたが、これもとにかく「そ~とローインパクで」といった内容でした。こんな状態を14年間近く続けてきたわけですから、パフォーマンスが大幅に低下するのは当たり前。当然、歳もとってきていますし。
各人の能力や生活習慣にもよるので、「絶対」とは言えませんが、結論として、以前の私のように循環器に問題がある人を除いて、40代後半以降はランニングやジョキングよりも、プライオメトリクスやコーディネーション、あるいはスピード&バランストレーニングをやった方が老化防止には有効です。ただし、慎重にね。運動制限のある人は絶対にしないでください。勿論、ランニングも厳禁です。
多分、食事よりも運動こそ、「バランスの良いプログラム」が求められると思います。
ランナーの皆さん、もっとジムに行っていろいろなトレーニングをしましょう!
コメントをお書きください